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少し前になりますが、岐阜の設計事務所のオープンハウスに伺ったついでに、いろいろな建物を見学してきました。

まずは「うだつ」の街、美濃市。
最古のうだつ軒飾りの形式を残す「旧今井家住宅」を訪問。

岐阜01旧今井家

いつも格子のデザインは頭を悩まします。
ピッチや見付寸法を一辺倒にするのではなく、ランダムにすることで陰影ができ、全体のバランスも調うことに気づきました!

岐阜02旧今井家

連子格子とスリガラスとの相性もグッド。

岐阜03旧今井家

井戸の底に落ちてしまったかのように錯覚するトップライトが、とても素敵でした。

岐阜04旧今井家

昼間でも暗いことは、本当に悪いことなのでしょうか?
今のおうちは明るすぎる。
陰影は大事!

岐阜05旧今井家

土間は空間をしっとりさせます。
同じ大きさに成形された敷石でなく、そこにあったものを、そのまま組み合わせることも大事。

岐阜06旧今井家

陰影があるからこその光。


続いては花屋「ホワイトノート」さん。

岐阜07

間口1間半くらいの極細空間を巧みに利用されています。

岐阜08

岐阜09

お店の奥にはトップライトがあり、効果的に陰影が付いています。

岐阜10

経年変化が醸し出す外壁板。


続きまして、「小坂酒造場」へ。
陰影と半屋外的な「みせ」空間が魅力的。

岐阜11小坂酒造場

吹抜けのトップライト、しっとり土間、井戸、軒下空間が雰囲気を作り出しています。

岐阜12小坂酒造場

岐阜13小坂酒造場

岐阜14小坂酒造場


最後に各務原市へ移動し、「瞑想の森市営斎場」へ。
伊藤豊雄建築設計事務所が設計した火葬場です。

岐阜15瞑想の森市営斎場

屋根のデザインが特徴的。
もちろん軒先には樋がなく、雨水は柱の中に吸込まれていく模様。

岐阜16瞑想の森市営斎場

岐阜17瞑想の森市営斎場

詰まったらどうするんだろう?と思いつつ、柱の足元を確認しましたが点検口見つからず!
まっ、詰まったら詰まったで、溢れるだけの話かな。

岐阜18瞑想の森市営斎場

んー、天国に行けそうだ。

岐阜19瞑想の森市営斎場

山の稜線に合わせたのでしょうか?

久しぶりに充実した小旅行となりました!!

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