建築家講演会
先週の土曜日は建築士会の企画で建築家の横河健 氏をお招きしての建築家講演会に行ってきました。
私たちは企画のメンバーの一員として会場の設営をする為、午前から会場のある名古屋へ。
昨日の呑み会のビールと日本酒と芋焼酎のチャンポンの後遺症で電車で揺られる度に口数が減りながらも何とか時間通りに到着。
「ウコンの力」を借りて設営のお手伝い。
講演が始まる頃には座席は満員御礼。

建築家 横河健氏は日本大学芸術学部美術学科を卒業し、黒川雅之建築設計事務所に勤務した後、自身の設計事務所を設立。黒川雅之氏は建築家でありプロダクトデザイナーでもある。そういう環境に身を置いていた影響もあるのではと思うのが、横河健氏の建築は、建築と家具が対等の立場にある所だと思う。自邸でもある「トンネル住居(1978)」ではテリトリー(領域)をテーマとし、環具(かんぐ…機能家具を意味する単語でキッチン、エアコン、オーディオ、収納等を内蔵した家具のこと。)によってテリトリーを緩やかに区切り、モノとヒト、ヒトとヒトの距離感をつくり出し、魅力的な空間にしている。

その他にも色々なテーマに沿ったプロジェクトの紹介で講演して頂いたが、横河健氏のエネルギーの源は“社会に対する激しい怒り”とのこと。建築家として、それをエネルギー源にして施主というフィルターを通した作品によって世に問う姿勢を持ち続けている情熱的な方でした。

講演会の最後で横河健氏に物申す、サクラの西口賢氏。
常に新しいテーマを持ち、挑戦している姿勢がとても勉強になった講演会でした。