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岡崎市にて「コンクリート打放し」の住宅を施行中です。

「コンクリート打放し」というと、あの建築家が思い浮かびます。
施主もそうしたものを望んでいましたが「あの均質化された感じ」が苦手で、随分頭を悩ませ設計しました。
どうして苦手なのか考えた時に「あのハンバーガー」や「あの車」や「あの服」と同じ様に、どこでも同じものが手に入る感じと似ているなと思いました。

インターナショナルとか、グローバリゼーションとか聞くと、かっこ良く聞こえるけど、結局は「均質化と効率化」でつまらないものが増えるだけ。
人間がひとりひとり個性があるように、コンクリートにも個性が表れるようにできないか。
いろいろと提案する中で、最終的には針葉樹合板をランダムに張り、型枠を積層していく工法を受け入れていただきました。

針葉樹の木目や節、型枠のズレや隙間に砂、砂利、水、セメントが流れ込み、その「瞬間」が刻み込まれた表情は躍動感のあるコンクリートとなりました。

年内に2階打設予定。
上棟が楽しみです。


「針葉樹合板をランダムに張り」
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「頼もしい型枠大工さん親子」
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「型枠の積層」
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「ミキサー車からポンプ車へ」
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「空に上がり」
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「打ち込み」
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「施主と共に木槌でたたき」
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「脱型!」
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「陰翳が見えてきた」

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